人類の技術は日々進歩している

パソコンやタブレットの写真 時代の変化は目まぐるしく、人類の技術の進歩というのはとんでもないスピードで進んでいます。
しかし、多くの人がその実感をあまり抱いていません。
なぜなら人には慣れという感覚が備わっているからです。
たとえば、新幹線という乗り物を考えてみましょう。
人が自分の力で進むことができる速さに比べると、とんでもないスピードで走っています。
ところが、そのスピードに驚くのは最初だけでずっと車内にいるとそれが当たり前になってしまうはずです。

これと同じことが現代にもいえます。
最新の技術が次から次に開発され、様々なサービスが溢れています。
そのひとつひとつは革命的なものであるにも関わらず、それが当然だという感覚に陥ってしまうわけです。
急速な変化の代表格と言えば携帯電話が例に挙げられます。
一昔前の携帯電話というのは通話をするだけの機能しか備わっていませんでした。

スマホを手に取る若者 ところが現在、多くの人が持っているスマートフォンはむしろ通話は役割の一部でしかなく、もっとたくさんの多機能なサービスを持っています。
驚くのはこの画期的な進歩にそれほど時間がかかっていないという点です。
スマートフォンが世の中に普及して、2018年現在でまだ10年ほどしか経っていません。
激流のごとく進化していく時代の中にいることに慣れてしまうと、感覚が遅れてしまっていることに気づきにくくなってしまいます。
特に何かしらの商売をやっている人は、便利さだけに甘えてしまうと、いつまでも古い体制を維持してしまい置いてけぼりを食らう可能性があります。
自分自身が急速な変化の時代の中にいることを自覚して、様々なアイデアを生み出していかなければ生き残りが難しくなってくるでしょう。
もちろん、古きものを守るという感覚も必要です。
ただし、趣味ならばそれだけでも問題ありませんが、商売となると話が違ってきます。
商売は需要があって成り立つものだからです。

今後を見据えて常に一歩先をいくアイデアを生み出せる企業だけが、どんどん業績を上げています。
時代の変化は働き方も大きく変えました。
昔の商売というのは根性論がまかり通っていたという一面があります。
猛烈社員と言われ、サラリーマンの残業や不眠不休は当然だと考えられていました。
ところが、今ではそういう働き方は評価されません。
むしろ逆効果で、社会問題にもなっているくらいです。
便利さを積極的に取り入れながら、IT技術などを駆使して、時代に合わせた効率的な商売をしなければなりません。
そういう意味でも、今の商売は昔とは全く違うと考えられます。

少し前はモノの時代

テレビ 昔と今の商売の違いに関して明確な点があります。
それは、少し前はモノの時代であったということです。
画期的な進化を遂げた携帯電話を考えると分かりやすいでしょう。
昔は映像を見る手段というのは、テレビや映画館しかありませんでした。
インターネットはパソコンがなければ閲覧できず、資料や書籍は本屋で買い求めます。
写真や動画を撮りたければ、カメラやビデオカメラを購入する必要があったわけです。

これらは、機能の優劣はあっても今のスマートフォンに基本的にすべて備わっている機能です。
スマートフォンの誕生前は、これらのサービスを受けたいと思う場合に、それぞれの商品の購入しなければなりませんでした。
つまり、たくさんのモノが必要だったわけです。
かつては必須家電と言われたものも、スマートフォン一台で事足りる時代となっています。
現代の商売というのはコンパクト化しているということを知っておくと良いでしょう。
コンビニのサービスも大きく進化しています。
昔のコンビニというのは日用品や食品を手軽に買えるという役割だけでした。
ところが今は、ATMが設置されていて銀行の役割を担っています。
イベントやコンサートなどのチケットの購入も可能です。
カメラ屋さんでしかできなかった写真の現像も、設置されているコピー機で簡単にできます。
役所の仕事だった住民票の発行などもコンビニでできるわけです。
これらのサービスが可能になったのはIT技術の進化によるものです。

技術の進化がモノの存在を消してしまう?

IT技術の進化は、モノの存在をどんどん縮小しています。
近年注目されている仮想通貨などは、モノを買うための現金の存在をも消そうとしています。
今後、あらゆるものが消えていくことになるかもしれません。
未来の商売はほとんどがデジタル空間において提供されるサービスで、人類はどんどん身軽になっていくと考えられます。
画期的なスマートフォンでさえ、将来的にはなくなるだろうという分析をしている専門家もいるくらいです。
すべての情報端末は小さなチップになり、それを体内に埋め込むことで情報を網膜に映し出して操作します。

SF映画のような話だとにわかには信じがたい思いを抱きたくなりますが、ここ数十年の技術の進化を目の当たりにすると、むしろそうなることが当然だと考えられたりもするでしょう。
実体のない商売が普及していく中では、人類はまた新たな課題をクリアしなければならなくなります。
それがセキュリティです。
簡単で分かりやすい物理的な方法が効かなくなります。
便利さと引き換えに起こる危機というのも忘れてはいけません。